北海道の中心都市、札幌市と函館市の中間に位置する6市町が「西いぶり(胆振)」です。札幌まで車で約1時間30分~2時間、新千歳空港まで約1時間~1時間30分というアクセスの良さに加え、北海道では比較的温暖で雪の少ないエリアということで道内外から移住される方が多くいらっしゃいます。海は噴火湾(内浦湾)と太平洋、さらに洞爺湖、山は有珠山、昭和新山など、海と湖と山を擁した豊かな自然に恵まれた地域です。全国的に有名な登別と洞爺湖の2つの温泉地があることも、この地域の特徴です。
登別市
日本有数の温泉地として知られ、「温泉のデパート」と称されるほど多種多様なお湯と地獄谷や日和山、大湯沼などの景勝地をもとめて国内外から年間約400万人もの観光客が訪れる登別市。観光のほか、漁業・酪農が盛んで、北海道有数の工業都市・室蘭市のベッドタウンとして発展してきました。また、市民活動が盛んで市内には約500もの団体があり、スポーツや文化など幅広い分野から自分に合ったものを選び趣味の仲間づくりをすることもできます。
伊達市
北西には有珠山や昭和新山、南は噴火湾(内浦湾)に面し、雪が少ない西いぶりエリアのなかでも特に一年を通じて温暖なまちです。歴史的にはお殿様(伊達邦成)と家臣団が一緒に移住開拓したため、道内では珍しく武家文化の歴史が色濃く残るまちです。また、その温暖な気候の賜物である100種類以上の「伊達野菜」でも注目を集めています。一方で、比較的雪が多い内陸部の大滝区ではクロスカントリースキーやノルディックウォーキングのコースが整備され、国際大会も開催されます。
「洞爺湖町」は、平成18年3月27日、旧虻田町と旧洞爺村の合併により誕生しました。支笏洞爺国立公園内にあり、湖(洞爺湖)と山(有珠山)と海(噴火湾)に囲まれた自然豊かなまちです。北海道でも気候が温暖な地方で虻田地区を中心とした漁業、洞爺地区を中心とした農業も盛んに行われています。交通の便もよく観光景観に恵まれていることから、年間300万人以上もの観光客が訪れる北海道有数の観光地となっています。